こんにちは。
管理人のYoshiです。
2022年3月11日で『東日本大震災』から11年が経ち、テレビでも被災地のその後を取材した番組をみた次の日のこと。
2022年3月16時23時36分 福島県沖を震源とするマグニチュード7.3 最大震度6強の地震が発生。
さらに、2022年3月18日23時25分 岩手沖を震源とするマグニチュード5.5 最大震度5強の地震が発生しました。
3月16日の地震はその大きさから、広範囲に渡ってインフラなど大きな影響がでてしまいました。
電車もストップしてしまい、帰宅困難者も出ていましたね。
どちらの地震も、『東日本大震災』の恐ろしさを身をもって知っているひとがいる東北での大地震。
『3.11』の恐ろしさを思い出された方も多かったことでしょう。
わたしは毎日スマホのアプリで、その日の地震を調べていますが、北は北海道から、南は沖縄まで全国各地で毎日地震が起きています。
最近では、石川県や沖縄県での地震が頻発しており、気になるところです。
『地震大国日本』では、いつ、どこで地震が起きてもおかしくないのです。
近いうちに起こると言われている『首都直下地震』『東南海トラフ』だけに警戒していればいいというわけではありません。
2022年3月16時23時36分に起きた 福島県沖を震源とするマグニチュード7.3 最大震度6強の地震。
このような大きな地震がいつまた何処で起こるか分かりません。
自分のところは大丈夫だろうと警戒を緩めず、しっかりと防災の用意をしておきましょう。
大きな地震が立て続けに起きたので、本日は地震にも関連する話をさせていただきたいと思います。
このコロナ過の世の中で、ペットを飼うひとが多くなったという話を聞いたことがあります。
家族の一員である可愛いペット。
そのペットのための防災をしっかりとされているひとはどれくらいいるでしょうか?
大きな災害になれば、避難所も開設されることでしょう。
自宅が被害にあり、避難所に行くことになったとき、愛するペットをどのようにするか考えておく必要があります。
今日はその点について学んでいきましょう。
・『同行避難』とは何か?
・『同伴避難』とは何か?
・『同行避難』と『同伴避難』の課題
災害時、自分がどこの避難所へ行くか確認できていますか?
また、その避難先が、ペットの受け入れ可能かどうか確認できているでしょうか?
ペットの受け入れが可能な場合、『同行避難』と『同伴避難』のどちらが可能なのかを確認するのは大切なポイントです。
ペットの防災対策を考える上でぜひ知っておきたいのは『同行避難』と『同伴避難』の違いです。
『同行避難』と『同伴避難』は言葉が似ていることもあり、その違いを理解しづらいかと思います。
実際に、過去の震災の際には『同行避難』と『同伴避難』の違いがはっきり認識されていなかったために、一部の避難所で混乱が生じることもありました。
そういったことがないように、2つの違いについてしっかり学んでおきましょう。
『同行避難』とは何か?
同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを連れて行し、避難所まで安全に避難することです。
しかし、避難所において人とペットが同じ空間で居住できることを意味するものではありません。
ここがポイントです。
同行避難では、避難所でペットと一緒に過ごせるかどうかは自治体や避難所によって異なります。
避難者のなかには、動物アレルギーのひともいるでしょうし、ペットの鳴き声などがトラブルの原因となることもあるでしょう。
したがって、それぞれの避難所のルールに従う必要があります。
避難をする際には、飼い主はペットと一緒に避難する『同行避難』が推奨されています。
自治体や避難所によっては、ペット専用のエリアやペット同行避難の部屋を設けているところもあるようです。
しかしながら、実際のところはそうでないところが多いことでしょう。
他のブログ等でも紹介されていますが、どのような状況下においてもペットを必ず連れて避難しなければいけないというものではありません。
自宅が安全であり、ペットの世話をするために、定期的に自宅へ戻れる状況にあるのであれば、避難所に連れて行かないということも選択肢の一つでしょう。
その場合は、毎日の食事をしっかりと用意し、ペットの健康状態を毎回確認して、ペットの安全を確保できるよう努めましょう。
『同伴避難』とは何か?
『同伴避難』とは、ペットと一緒に避難し、かつ避難所で一緒に過ごすことを指します。
ただし、同伴避難であっても、ペットと同室で過ごせるとは限らず、飼養の環境は自治体や避難所によって異なります。
これに関しては、各自治体のホームページ等で確認しておく必要があるでしょう。
飼い主にとっては、『同伴避難』のほうが理想的なのは言うまでもありません。
しかし、環境省が作成している『災害時におけるペットの救護ガイドライン』で推奨されているのは、『同行避難』のほうです。
また、『同伴避難』であっても、ペットと同室で過ごせるとは限らず、飼育の環境は自治体や避難所によって異なります。
災害時の避難所の様子はご想像できるかと思います。
あのような混雑したなかで、一緒に過ごすことは簡単なことではありません。
ペットの糞尿や鳴き声がトラブルの原因になる可能性もあります。
そういったことを考えると、ペットと車の中で一緒に過ごしたり、グランドにテントを立てて過ごす光景も珍しくないのかもしれませんね。
『同行避難』と『同伴避難』の課題
災害時のペットの扱いについて環境省がまとめた資料があります。
これは熊本地震のあとに作成されたものです。
以下に、そのまとめた文章を引用して掲載させていただきます。
本項は、平成 28 年に計 3 回にわたって行われた「熊本地震におけ
環境省
る被災動物対応記録集編集委員会」において、熊本地震における各
主体の被災ペット救護活動の記録を収集、整理し、動物救護活動の
あり方の検討を行った際に編集委員から課題として挙げられた意
見をまとめたものです
【同行避難】とは
環境省
災害発生時に、飼い主が飼養しているペットを同行し、避難することです。避
難場所(避難所等)に避難した後のことまで言及するものではありません。
環境省のガイドラインでは「同行避難」を上記のように定義していますが、熊本地震で
は多くの一般の方が「同行避難」を避難先でもペットと常に一緒にいることとして誤った
理解をしている場合が見受けられました。また、内閣府では「同伴避難」という表現を使
用しており、このことが「同行避難」と「同伴避難」の定義を混乱させている要員の一つ
と考えられます。熊本地震では、多くのペット飼養者が「同行避難」をしましたが、避難
所でのペット受入れ方針の違いにより混乱が生じました。同行避難後の避難所での飼養体
系については、人間とペットが同居できるのか、あるいは、人間とペットは住み分けを行
うのかをわかりやすく誤解のない表現を使用して示していくことが求められています。
以上のような混乱を招かないように、『同行避難』と『同伴避難』の違いについて理解しておくことが必要です。
また、各避難所でのペットの受け入れ体制がどのようになっているのか、各個人がしっかりと確認しておくことも大切になっています。
先の災害時の混乱を良き教訓とし、内閣府がしっかりとした分かりやすい、ペットの避難がするときの受け入れ体制を各自治体に求めてくれることを望んでやみません。
まとめ
ここまで、『同行避難』と『同伴避難』についてお話させていただきました。
2つの違いや、問題点はご理解いただけたでしょうか?
もう一度おさらいすると、『同行避難』とは、『ペットを置き去りにせずに一緒に逃げてください』ということです。
しかし、『避難所で一緒に過ごせる』と思ってしまった方が多く、避難所で混乱が起きてしまいました。
多くの場合は同行避難所であり、同伴避難所ではありません。
ペットの『同行避難』と『同伴避難』の違いがわからず、過去の震災時には避難所で混乱が起きた例もありました。
飼い主として、『同行避難』と『同伴避難』の違いを正しく理解し、事前に確認しておくようにしましょう。
家族の一員である大切なペット。
万が一、大きな災害が起きて避難生活を送らなければいけなくなったとき、その愛するペットの避難生活を左右するのは他でもないあなたです。
今からでも遅くはありません。
今回はじめて『同行避難』と『同伴避難』のことを知った方も
まずは、ご家族で話し合いをするところから始めてみませんか?
愛する家族の一員であるペットが安心して避難生活を送ることができるかどうかは、ご家族のみなさんにかかっています。
あなたの備えようとする勇気あるその一歩が
かけがえのない大切な家族の『いのち』を救うことにつながります。
大切な方の顔を思い浮かべ
自分に何ができるかを考え
『防災』をイチから始めめましょう。
ここまで読んで下さったあなたはもう一歩踏み出すだけですよ。
自然災害や事故はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。
他人事とは考えず、自分自身と大切なひとを守るためにしっかり備えていきましょうね。
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
(アイキャッチ画像:photo AC 様)
photo AC 写真のフリー素材サイト URL : https://www.photo-ac.com/
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