こんにちは。
管理人のYoshiです。
当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。
土砂災害や集中豪雨の主な要因となる「線状降水帯」。
近年、よく見聞きするようになった方も多いことでしょう。
気象庁気象研究所の研究によると、「線状降水帯」がもたらしたとみられる集中豪雨の発生頻度はここ45年間で2.2倍に増えているとのことです。
また、6から7月の梅雨の時期は、4倍近くも増加しています。
特に近年の発生頻度は増加の一歩を辿っています。
(画像引用:気象庁)
「線状降水帯」は、同じような場所で顕著な大雨が続くことから、甚大な災害が発生する恐れがあり、注意が必要です。
この「線状降水帯」による大雨の正確な予測は難しく、呼びかけが発表されても必ずしも線状降水帯が発生するわけではありません。
しかし、発生しなくても大雨となる可能性が高いと言われています。
それでは、この呼びかけが発表された際、私たちはどのように対応すればよいのでしょうか?
そこで、今回は、「線状降水帯」が発生したときの対応について紹介させていただきます。
最後まで、どうぞ宜しくお願いいたします。
「線状降水帯」が発生したときの対応の仕方
「線状降水帯」が発生している場合は、すでに土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっている状態です。
自治体などの避難に関する情報やキキクルを確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。
すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。(ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。)
なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。
土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。
このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。
また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。
雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。
線状降水帯が発生したときの対応としては、以下のようなものがあります。
- 天気予報を確認する
- 家の周りや車の下に物を置かない
- 警報や避難指示に従う
- 避難する場合は適切な場所に
- 高齢者などは警戒レベル3で避難開始
- マンションなどの場合は上層階へ避難する
- 土砂災害の危険がある場合は離れた場所へ避難
- 気象情報や自治体の避難情報をチェック
天気予報を確認する
線状降水帯が発生する前に、天気予報を確認しておくことをおすすめします。
また、最新の天気情報を確認しながら、適時に行動を変えることも必要です。
家の周りや車の下に物を置かない
線状降水帯では、集中豪雨が発生しやすく、水害が発生する可能性があります。
家や車の周りに物を置かないようにし、雨水がスムーズに流れるようにしておくことが大切です。
警報や避難指示に従う
当局からの警報や避難指示が出ている場合は、速やかに従うことが大切です。
特に、線状降水帯が発生してから急激に水位が上昇することがあり、命を落とす危険性があるため、決して軽視することはできません。
避難する場合は適切な場所に
避難する場合は、高台や耐震性のある建物など、適切な場所に移動するようにしましょう。
建物内に避難する場合は、臨時の避難所に誘導されるのを待つようにしましょう。
高齢者などは警戒レベル3で避難開始
警戒レベル3とは、大雨警報や洪水警報が出されている段階で、災害の状況が悪化する可能性があると考えられているタイミングです。
ほとんどの場合で、風雨がまだあまり強くないため、高齢者などの災害弱者は避難しやすいため、この段階までに避難しておきましょう。
また高齢の親などの家族が災害の危険地域に住んでいる場合には、直接連絡をして早めの避難を呼びかけることも大切です。
マンションなどの場合は上層階へ避難する
住んでいる地域が、河川の近くや低地の場合には、浸水や洪水に巻き込まれる危険性が考えられます。
避難所へ避難することがすでに危険な場合には、2階建ての住居なら2階へ、マンションやアパートの場合には上層階に避難しましょう。
土砂災害の危険がある場合は離れた場所へ避難
山沿いなどの土砂災害の危険が高い場合には、可能であれば土砂災害の危険が低い地域へ避難することが望ましいといわれています。
しかし避難が遅れた場合には、崖とは反対側の部屋に避難し、より安全な場所に移って危険が過ぎるのを待ちましょう。
気象情報や自治体の避難情報をチェック
普段と比べ、大雨の災害が起きる可能性が高いことを念頭に置いて行動しましょう。
スマートフォンやテレビなどで、気象情報をこまめにチェックすることが大切です。
また家族や近所の方と相談したり、自治体からの避難情報に耳を傾けたりして、必要時すぐに避難できるように準備を進めましょう。
貴重品や着替え、食糧など避難所へ持っていくものの準備をしておくと安心です。
国土交通省 気象庁ホームページ
以上のような対応をすることで、線状降水帯が発生した場合でも、被害を最小限に抑えることができます。
「線状降水帯」が発生したときの注意点
「線状降水帯」が発生したときには、次のような点に注意しましょう。
- 洪水に注意する
- 土砂災害に注意する
- 車の運転に注意する
- 河川や水路に近づかない
- 雷や突風、落雷に注意する
- 情報の収集と避難準備
洪水に注意する
急激な大雨によって河川や下水道が増水し、周辺地域に水害を引き起こす可能性があります。
低地や川沿いの住民は特に警戒が必要です。
さらに、土砂崩れや道路の浸水による交通障害も予想されますので、安全な場所への避難や不要不急の外出の控えを心掛けましょう。
土砂災害に注意する
急激な大雨によって地盤が緩んだり、斜面の土砂が流れ出る可能性が高まります。
特に、斜面や崖の近くに住んでいる方や通行する方は、土砂崩れや地滑りの危険性があることを認識し、適切な対策を講じる必要があります。
雨量が増加するときには、危険箇所から遠ざかり、避難場所に移動することが重要です。
車の運転に注意する
大雨による路面の滑りや視界の低下、水たまりによるハイドロプレーニングの危険性が高まります。
安全運転のためには、速度を落として安定した走行を心掛け、急ブレーキや急ハンドル操作を避けましょう。
また、前方との車間距離をしっかりと確保し、周囲の車の動きに注意を払いましょう。
夜間や悪天候時にはライトを点灯し、他のドライバーとの視認性を高めることも大切です。
天候が悪化する場合には、運転を控えて安全な場所に停車することも選択肢の一つです。
河川や水路に近づかない
「線状降水帯」が発生した際には、河川や水路に近づかないことが重要です。
急激な大雨によって河川や水路の水位が急上昇し、増水や氾濫の危険性が高まります。
安全な距離を保って遠ざかり、危険な場所に立ち入らないようにしましょう。
また、河川敷や浸水した道路は通行が困難な場合があるため、不要不急の外出は避けるべきです。
地元の気象情報や自治体からの情報を確認し、適切な行動を取ることが重要です。
雷や突風、落雷に注意する
線状降水帯が発生した際には、雷や突風、落雷にも注意が必要です。
大雨と共に発生する激しい雷雨は突風を伴うことがあり、建物や樹木に被害をもたらす可能性があります。
また、落雷による火災や感電の危険もあります。
屋外での活動や作業を行う際には、天候の変化に敏感に反応し、雷が鳴り始めたら安全な場所に避難しましょう。
建物内に避難する際には、電化製品の使用を避け、安全な場所で待機します。
情報の収集と避難準備
線状降水帯が発生した際には、情報の収集と避難準備が重要です。
地元の気象情報や自治体からの情報を積極的に確認し、状況把握を行います。
避難経路や避難場所を把握し、家族や近隣住民と連絡を取り合い、安全な場所への避難準備を整えます。
非常用品や飲食水、必要な書類などを準備し、電話やインターネットの充電を行いましょう。
また、屋外活動や運転は避け、安全な場所に待機するよう心がけます。
早めの行動と準備が、災害時の安全確保につながります。
(画像引用:気象庁)
ここまで、「線状降水帯」が発生したときの注意点について紹介して参りました。
これらの注意点を押さえ、適切な対策と行動を取ることで、「線状降水帯」による被害を最小限に抑えられます。
被害を最小限にするためにも、事前の備えが大切です。
まとめ
今回は「線状降水帯」が発生したときの対応と注意点ついて紹介させていただきました。
今年も、「線状降水帯」には気が抜けない日が来るかと思います。
毎日の天気予報をよく確認し、「線状降水帯」が発生したときには、適切な対応が取れるように準備しておきましょう。
あなたの備えようとする勇気あるその一歩が
かけがえのない大切な家族の『いのち』を救うことにつながります。
大切な方の顔を思い浮かべ
自分に何ができるかを考え
『防災』をイチから始めめましょう。
ここまで読んで下さったあなたはもう一歩踏み出すだけですよ。
自然災害や事故はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。
他人事とは考えず、自分自身と大切なひとを守るためにしっかり備えていきましょうね。
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
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