『避難勧告』の廃止と『避難指示』への一本化!【避難をする勇気をもってください】

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こんにちは。

当ブログの管理人のYoshiです。

わたしのブログに足を運んでくださり、どうもありがとうございます。

近年は、水害に襲われることが増えてきていますね。

「記録的豪雨」も増え、避難するのが遅れて、自宅などに取り残される方も多く見られました。

水害被害がある度に、その「避難のタイミング」について議論されてきましたが

これといった対策はなく月日が過ぎた

2020年7月26日に

あるニュースが報じられたのをご存じでしょうか?

「避難勧告」廃止、指示に一本化 迷い解消、逃げ遅れ減へ見直し

内閣府は26日、災害時に自治体が出す避難勧告を廃止し、避難指示に一本化する方針を明らかにした。二つの違いの分かりにくさを解消し、逃げ遅れを減らす狙い。中央防災会議の作業部会で了承を得て、来年の通常国会に災害対策基本法の改正案を提出したい考え。勧告と指示が同法で規定された1961年以降、初の見直しを目指す。  見直し案は、避難勧告を廃止し、これまで勧告を出していたタイミングで避難指示を発令する。これにより、詳しい知識がなくても「自治体が避難の情報を出したら、すぐに安全な場所へ移動」と覚えやすくなる効果が期待できる。

引用:共同通信/ヤフージャパン(7/26(日) 17:08配信)

ニュースの内容は

「避難勧告」を廃止して

「避難指示」に一本化するというものでした。

内閣府の作業部会で、新たな案を取りまとめていくとの、政府方針が明らかになりました。

その報道から約4か月経った

2020年12月、その後の経過について新しい報道がありましたので

そのニュースを紹介しながら

『避難指示』へ一本化することになった過程を深堀してお話させていただきます。

まだ、しばらくの間は現状のままだと思いますので

何かあったとき

あなたの大切な『いのち』をひとの判断だけに任せず

自分で判断できるように

『避難勧告』と『避難指示』の違いについてもご確認ください。

いやいや、自分は大丈夫だから、、、

避難するより、家のほうが安全だよ、、、

このように思う方もいらっしゃるかと思いますが

想定外のことが起きる世の中です。

自分は絶対に大丈夫だと過信せず

『避難』への意識を高めていただく機会となれば幸いです。

(写真:photo AC 様)

『避難勧告』の廃止と『避難指示』への一本化

冒頭で説明したように

「避難勧告」が廃止され、「避難指示」に一本化されることになるとの報道がありました。

(引用:TBS NEWS/YouTube)

現在の大雨警戒レベルでは

『避難勧告』と『避難指示』が同じレベル4に位置づけられています。

そのため、その違いがわかりにくいという理由で

『避難指示』に一本化する

つまり、これまでの『避難勧告』のタイミングで『避難指示』を出すことになるそうです。

これまで勧告を出していたタイミングで避難指示を発令する。これにより、詳しい知識がなくても「自治体が避難の情報を出したら、すぐに安全な場所へ移動」と覚えやすくなる効果が期待できる。

引用:共同通信/ヤフージャパン (7/26(日) 17:08配信)

詳しい知識がなくても「自治体が避難の情報を出したら、すぐに安全な場所へ移動」と覚えやすくなる効果が期待できる

↑ ↑ ↑

ここがポイントです。

別の言い方をするのならば、現状では避難するその判断が難しいということですね。

また、これまでレベル5であった「災害発生情報」を、ほとんどの自治体が出せていないとして、名称を「緊急安全確保」に変更し

災害発生の有無に関わらず、危険が迫っていることを伝え、かけがえのない『いのち』を守る行動をとるよう呼びかけています。

政府は、2021年6月の大雨シーズンまでには、この制度変更を進める方針であるとのことです。

「災害発生情報」→ → →「緊急安全確保」に変更。

名称からして、これは危ない状況だなと感じますね。

とても分かりやすいので、もっと早くこうすれば良かったのにと思ってしまいます。

一般市民にもわかりやすいように名称を早く変更してほしいですね。

災害発生情報(さいがいはっせいじょうほう)とは、日本行政において、住民の生命に被害が発生する災害が現に起こったことを覚知した場合、住民に対して、災害が発生しており、直ちに自らの命を守る最善の行動をとることを知らせる情報である。水害土砂災害では避難勧告避難指示 (緊急) を上回る警戒レベル5の「災害発生」に相当する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(写真:photo AC 様)

『避難勧告』と『避難指示』の違い

台風や豪雨などの災害時に『避難勧告』や『避難指示』という言葉を耳にしたことがあると思います。

同じレベル4に設定されている『避難勧告』と『避難指示』では、何が違うのでしょうか?

結論から述べるならば

緊急性が高く、強制力が強いのは『避難指示』です。

その次に緊急性が高いのが『避難勧告』になります。

それでは、なぜ同じレベル4に設定しているのでしょうか?

同じレベル4ならば、緊急性の切迫度合いの違いが分かりません。

『避難指示』がレベル5であれば、一目瞭然だと思うのですが、、、

それでは、『避難勧告』と『避難指示』は具体的にどのような違いがあるのでしょう。

『避難勧告』

『避難勧告』というのは、災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合に、発令されます。

指定された避難所など安全な場所への避難を勧めるものであり、避難を強制するものではありません。

↑ ↑ ↑

避難を勧めるもの・避難を強制するものではない

ここは、押さえておきたいポイントです。

強制するものではない、、、

各個人が大丈夫、必要はないと判断するならば、避難しなくてもいいということですね。

ここをしっかりと覚えて、続きを読んでいっていただきたいと思います。

このレベル設定と内容の問題点が浮かび上がってきます。

避難勧告(ひなんかんこく、: evacuation advisory)とは、日本の行政が、対象地域土地建物などに被害が発生する恐れのある場合に住民に対して行う勧告のこと。災害対策基本法60条に基づき、原則市町村長の判断で行われる。

避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示(緊急)」の順で危険性の切迫度が高くなる。水害土砂災害では避難指示(緊急)と同じ警戒レベル4の「全員避難」。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

災害対策基本法60条に基づき、原則市町村長の判断で行われる。

↑ ↑ ↑

ここは、重要ですね。

原則市町村長の判断で行われる

ということは、その自治体のトップが判断をミスすれば、避難するタイミングを逃し、手遅れになる可能性があるということです。

とても怖いことですよね。

自然の力は圧倒的なものです。

想定外のことが起こる可能性が高いのです。

まだ大丈夫だろうと思っていたら、あっという間に水かさが増えて氾濫してしまった

このようなことも実際に過去にあったことです。

続いてこちらの説明にもご注目ください。

↓ ↓ ↓

水害土砂災害では避難指示(緊急)と同じ警戒レベル4の「全員避難」。

↑ ↑ ↑

ここもよく読むと『はてな』が浮かびます。

同じ警戒レベル4の「全員避難」

???

先の説明では「避難を強制するものではない」とありましたね。

同じ全員避難であるならば、なぜ同じレベル4でランクを分けているんでしょうね?

よく読むと、、、『水害・土砂災害では、、、』と限定されています。

このような細かい設定まで、一般市民が認識できているのでしょうか?

正直なところ、わたしは知りませんでした、、、。

『避難勧告』というあいまいな判断で発令されるものは、その設定自体が疑問視されますね。

『避難指示』

『避難指示』とは状況がさらに悪化し、災害によって人的被害が出る危険性が非常に高まった場合や人的被害が発生した場合に発令されるものです。

避難が遅れれば命に関わるため、避難指示が出た場合は、直ちに避難しなければなりません。

避難指示(ひなんしじ、: evacuation order)は、日本行政において、住民の生命、財産などに被害が発生する恐れのある地域の住民に対して避難を呼びかける指示。 平成28年台風第10号における被害を受け、避難勧告よりも緊急性が高い情報ということが伝わりやすいよう、2016年12月26日より避難指示(緊急)という名称で運用されている[1][2]

避難準備・高齢者等避難開始」「避難勧告」「避難指示(緊急)」の順で危険性の切迫度が高くなる。水害土砂災害では避難勧告と同じ警戒レベル4の「全員避難」。

災害対策基本法第60条において定められており、市町村長が行う。同条で定められている避難勧告よりも緊急性が高い場合に行われる。 原子力事故の場合は原子力災害対策特別措置法第26条により規定されている。

市町村長が避難指示を行えない場合は都道府県知事が代行することができ、また市町村長が指示できない場合や市町村長の要求があった場合には警察官海上保安官が避難を指示することができる。伝達手段防災無線サイレン町内会組織や消防団を利用した口頭伝達、自治体などの拡声器を備え付けた広報車による呼びかけなどによる。避難経路・場所小学校中学校高等学校などの教育施設及び公民館児童館などの集会所といった、公共施設避難所に指定される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(写真:photo AC 様 )

『避難勧告』『避難指示』の認知度

『避難勧告』と『避難指示』をしっかりと理解できている方はどれくらいいるのでしょう。

あなたはご存じですか?

2019年、台風19号が日本列島を襲ったとき、内閣府が実施したアンケートの結果が次のように報じられています。

自治体は、対象地域の住民全員に避難を求める際に避難勧告、さらに危険度が高まった場合に避難指示を出す。しかし、19年の台風19号の被災者を対象に内閣府が実施したアンケートによると、勧告と指示の両方を正しく理解している人は18%にとどまった。

 避難勧告と避難指示の2段階に分かれていると、「勧告」が発令されても、次の段階の「指示」が出るのを待って逃げ遅れる人がいるとの指摘がある。19年5月の警戒レベル導入に当たって、勧告と指示を同じレベルに設定するか、異なるレベルにするかが議論された。その際、勧告の段階で全員避難すべきであることを明確にするため、両者を同じレベル4に設定した経緯がある。

引用:日経XTECH/ 日経クロステック/日経コンストラクション(2020.08.26)

勧告と指示の両方を正しく理解している人は18%にとどまった

↑ ↑ ↑

厳しい数字ですね。

これが現実です。

そして、そのあとの文章に注目してください。

↓ ↓ ↓

19年5月の警戒レベル導入に当たって、勧告と指示を同じレベルに設定するか、異なるレベルにするかが議論された。その際、勧告の段階で全員避難すべきであることを明確にするため、両者を同じレベル4に設定した経緯がある。

↑ ↑ ↑

なぜ異なるレベルに設定しなかったんでしょう?

レベルを変えることが、一般市民にも一番わかりやすいものだと思うのですが、、、。

(写真:photo AC 様)

『避難勧告』『避難指示』の遅れで引き起された悲劇

『避難情報』を出すタイミングによっては、避難が遅れ、災害に巻き込まれることも珍しくありません。

近年起きた被害をいくつか紹介します。

台風19号で、住民らが安全な場所に移動する重要な判断材料となる避難勧告や避難指示の発令が一部地域では遅れた。住民から「発令されなかったから避難しなかった」という声も上がっており、浸水地域で避難の遅れにつながった可能性が指摘されている。

引用:毎日新聞 (2019年11月19日 17時31分)

民家が被害に遭う崖崩れが起きた東広島市河内町宇山地区への避難勧告は、本来、市が出すべき時間より3時間以上遅れた。14日午前6時の発生よりも約2時間40分前に出すべきだったのに、勧告が出たのは発生から40分後だった。土砂災害の危険度の基準を超えていたのに、担当課がその情報を見落としたという。

 被害現場近くに住む男性(65)は「避難の情報があれば、こんな事態になっていなかったかもしれない」と現場を見つめた。

引用:中國新聞デジタル (2020/7/14 22:17)

『避難勧告』や『避難指示』がなかったため逃げるタイミングを逃してしまった、、、

必ずしも自治体がベストのタイミングで『避難情報』を出すとは限りません。

近所の人が誰も避難していないから大丈夫だよ

避難指示は出てないし、外に出るよりも家にいたほうが安全だよ、、、

このような理由で避難しなかった方がとても多いと言われています。

東京女子大学の広瀬弘忠教授(災害心理学の専門家)は著書「人はなぜ逃げおくれるのか ー 災害の心理学」の中で次のように述べています。

私たちひ弱な現代人は、かりに危険に直面しても、それを感知する能力が劣っている。台風や洪水、津波などの災害時に、避難勧告や避難指示が出された場合でも、これに従う人びとは驚くほど少ない。…災害心理学の観点からすると、人間はなかなか動こうとしない動物なのである

引用:「人はなぜ逃げおくれるのか ー 災害の心理学」/広瀬弘忠教授

わたしたちひとりひとりが意識を変えないといけないのですね。

周りに合わせることも大切なことですが

非常時には、危険を察したら迷わずすぐに行動に移しましょう。

テレビやラジオなどで、正確な情報を確認し

危ないと思ったら、自らの意思で避難することが大切です。

(写真:photo AC 様)

まとめ

『避難勧告』が廃止されて、『避難指示』に一本化されることについてお話させてもらいました。

一本化される理由もお分かりいただけたでしょうか?

水害や土砂災害などの災害が発生するおそれがあるとき

どこからの

どの情報をもとに

どのタイミングで避難をするのか、、、

日ごろから、様々なシチュエーションを想定し

避難するタイミングを家族でお話しておくことをおススメします。

何かあったとき

あなたの大切な『いのち』をひとの判断だけに任せず

『避難すること』への勇気をもってほしいなと思います。

自然の力は脅威で、人間はそれを目の前にしてなす術もありません。

しかし、かけがえのない大切な『いのち』を守る行動をとることはできます。

自然災害はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。

過去の教訓を生かし、いつでも対応できるように用意しませんか?

ひとりひとりの行動と備えが、かけがえのない「いのち」を守ることにつながります。

他人事とは考えず、大切なひとを守るためにしっかり備えていきましょう。

最後に、マイケル・ジョーダン選手の言葉を紹介します。

It isn’t that I’m afraid to begin something. The case that nothing begins to be afraid.

Michael Jordan

何かを始めるのは怖いことではない。

怖いのは何も始めないことだ。

マイケル・ジョーダン(アメリカのバスケットボール選手)
(写真:photo AC 様)

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ABOUTこの記事をかいた人

茨城県出身。 子供のころから本を読むことが好きで、翻訳家になることが夢になり、大学では英文学を専攻。 休日は、京都市内の観光名所へ出かけ、海外からの観光客の道案内をさせていただき、スピーキング力の向上に努め、日々英語漬けの学生時代を送る。 海外へ行って世界を見てみたい気持ちが強くなり、大学卒業後はオーストラリアへ留学。 メルボルンに到着後、バックパッカーホステルに約1か月間滞在。アパートを見つけて引っ越しするまでの間、世界中から来られた方たちと交流を深め、「価値観」「生き方」「人生の楽しみ方」の違いを肌で感じ、大きな影響を受ける。 その後も海外での生活を通じて、「助け合いの大切さ」「想いやりの気持ちの大切さ」などを身をもって学ぶ。 人生観も大きく変わり、いつか誰かのサポートをさせて頂く仕事につきたいと思うようになる。 ご縁にも恵まれ、福祉の道に進み、高齢者施設、障がい者支援施設で入居者様や利用者様の生活支援をさせて頂く。 福祉の仕事では、「当たり前のものは何ひとつないこと」「ひとに寄り添うことの大切さ」「純粋無垢なやさしさ」を学ばせていただきました。 福祉施設を退職後、フリーランスとなり、<翻訳・ウェブライター・ブログ記事代行>などをさせていただいております。 『防災』に関するライターの仕事をきっかけに、「海外の防災対策やサバイバル術」を学びはじめ 海外の防災ウェブページやYouTube、日本の公的機関の防災情報等をを日々チェックしています。 ひとりでも多くの方に「防災」について意識を高く持っていただけたらという思いで、ブログをはじめました。