自分が方向を変えれば新しい道はいくらでも開ける。
松下幸之助
松下幸之助さんの言葉を紹介させていただきました。
『自分が方向を変えれば新しい道はいくらでも開ける。』
短い文章ですが、心に響いてくる強い信念を感じますね。
この言葉のように、自分で未来を開くことができます。
自然災害に対しても、ただ指をくわえて見ているだけではなく
日ごろからしっかりと備えて、みなの先頭に立ってテキパキと対応できるようになりませんか?
こんにちは。
管理人のYoshiです。
当ブログに足を運んでくださり、どうもありがとうございます。
今回も、『外出中に地震が起きた時に取るべき対応』を、5つの場面に分けて話させていただきます。
2021年に入り立て続けに起きた大きな地震は『夜間』に起きていました。
しかし、地震は時間を問わず襲ってきます。
地震はいつも夜間とは限りません。
実際に、2021年5月1日
宮城県で最大震度5強(マグニチュード6.8)を記録した地震は
午前10時半頃に発生しました。
いま、まさにこの瞬間にも、大なり小なり、、、どこかで地震が起こっているかもしれません。
時間、場所問わず、いつでも対応が出来るようにしっかりとシミュレーションしておきましょうね。
①百貨店・ショッピングモール・スーパー
②駅・空港
③電車内・バス内
④車内
⑤学校
以上の5つの場面に分けて、対応の仕方を紹介していきます。
『身の安全を第一に考えた対応』です。
できるだけ簡潔に、わかりやすく説明していきますので
最後まで、どうぞ宜しくお願い致します。
それでは、今日も一緒に『地震対応』について学んでいきましょう。
『外出中に地震が起きた時の行動』
【オフィス・繁華街(歩道)・地下街・劇場(映画館)・遊園地(テーマパーク)】については、前回の記事で紹介しております。宜しければ、参考にしてください。リンクを貼っておきます。
こちらの記事でも、『身の安全を第一に考えた対応』を紹介しています。
外出中に地震が起きた時の行動
『地震』が襲ってくるのは、何も自宅にいるときだけではありません。
外出中に『大きな地震』に襲われる可能性もあります。
お休みの日で、ショッピングを楽しんだり
家族でお出かけをしているときだったり
カップルでドライブを楽しんでいるところを襲われるかもしれません。
様々なシチュエーションが考えられます。
場所によっては逃げ道が限られていたり
人が出入口に殺到する可能性もあります。
そこで大切なことは、『パニックにならないこと』です。
我先にではなく
ひとりひとりが落ち着いて冷静に行動することが求められます。
大きな揺れが来ると動揺もすることでしょう。
『震度6』『震度7』で動揺しないほうがおかしいと言われれば、たしかにそうです。
しかし、そのときのとっさの行動が『いのち』を左右します。
大きな揺れが起きたら、これからお伝えする対応の仕方をまず思い出し行動してください。
『身の安全を第一に考えた行動』です。
過去の教訓を生かし
『生き残るために』ひとりひとりが協力し合って、出来ることをしていきましょう。
これから紹介する対応の仕方を参考しにして
日ごろから、地震が起きた時のシミュレーションをしておくことをおススメいたします。
『学校』や『会社』などで『避難訓練』をするように
外出する先での避難の仕方についても、日頃から意識しておきましょう。
そのように心掛けることで
出かけ先がどこでろうとも
『どのように対応するのか』
それを自然と意識していられるようになり
いつ地震が襲ってきても、自然と対応できるようになります。
それでは、ひとつひとつ場面にわけて、対応の仕方を見ていきましょう。
百貨店・ショッピングモール・スーパー
百貨店やショッピングモール、スーパーでお買い物しているときに地震に襲われる可能性もあります。
陳列棚から商品が落下し、ショーケースは割れてガラスの破片が床に散乱することでしょう。
限られた空間の中で、どこに避難してよいか分からなくもなる方も多いかと思いますが
買い物中に大きな地震が起きたときには、次のような行動を心掛けてください。
①入店後に、まず避難経路を確認しておきましょう
②大きな揺れに襲われたら、「エレベーターホール」や「比較的商品の少ない場所」、「柱付近」に身を寄せてください
③「ガラス製品や瀬戸物」など、商品の落下・転倒に注意しましょう。ガラスは非常に危険です。「ガラス製品や瀬戸物」が陳列された棚は、大変危険なため、すぐに離れてください。
③係員の指示に従い、慌てて「出口」に殺到しないようにしましょう。慌てて「出口」に人が殺到すると非常に危険です
④エレベーターが動いていたとしても、エレベーターによる避難はしないようにしましょう。(階段を使う)
➄エレベーター内で地震にあったら、すべての階のボタンを押して、最初に止まった階でおりてください
⑥エレベーターが停止し、閉じ込められてしまった場合は、緊急時用のインターフォンで外部に助けを求めましょう
⑦子供を連れているときは、子供を守ることを一番にしてください。しっかりと子どもを抱き寄せて、「落下物」などから守ることができるように、上から覆いかぶさります
⑧頭上にある照明が大きく揺れているときには、落ちてくる可能性があるので、頭を守りながら、落下物のない安全なスペースへ避難しましょう。頭を守ることが大切です。持っている鞄や買い物かご、上着などを使って、頭を保護してください。
⑨「防災対策」をしているお店では、きちんと避難経路を確保してます。「地震」が起きたときの対応もしっかり出来ています。スタッフの指示に従い、適切な経路で避難をするようにしましょう
➉決して大きな声をだして走りだしたりしないようにしてください。「集団パニック」に繋がる可能性があります。「冷静な行動」を心掛けましょう
たった1人でも『パニック』になると、それが周りの方にも影響し、大きな『パニック』を招く恐れがあります。
そこに居合わせたお客さんが影響を受けて同じく『パニック』になれば、自然とその波が広がっていき、大変な騒ぎとなってしまうことでしょう。
『将棋倒し』などは、このような『パニック状態』が引き金になっていると思います。
ここで、ひとつあなたへ質問です。
Q : どのようにすればそれを回避できると思いますか?
どうでしょう、、、?
わたしが考える答えは、、、これです。
A : 『ひとりひとりが冷静に対応する』ことです。
そのためにも、日頃より地震への対応の仕方をしっかりとシミュレーションしておき
いざというときにも
「あわてず」
「パニックにならず」
周りの状況を落ち着いて見て判断しながら行動できるようになりましょう。
駅・空港
駅で切符を買っているときや改札を通過するとき
ホームへ移動しているとき
駅のホームで電車を待っているときにも地震は起こるでしょう。
同じく空港でチェックインしているときや荷物検査しているとき
ロビーで搭乗を待っているときに地震にあう方もいることでしょう。
そのようなときには、どのように行動すると良いのでしょうか?
①大きな揺れを感じたら、頭を鞄や衣類で守り姿勢を低くして、柱やベンチのそばに身を寄せましょう
②大きな揺れがおさまるまでは、 柱に寄り添い、構内アナウンスに耳を傾けてください
③駅のホームや空港のロビーでは、掲示板や看板などの落下物に注意しましょう
④時刻表示板や自動販売機が転倒する可能性もあります。これらのものからは距離を取ってください
➄改札口に殺到するとパニックになり、大変危険です。慌てず、落ち着いて行動してください
⑥駅のホームでは、強い揺れやパニックになった人の群れに巻き込まれて、線路の端に追いやられると線路に落ちる危険があります。できるだけホームの中央部に移動しましょう
⑦満員電車の中のように、混雑で身動きが取れなければ、その場にとどまり身を守ってください
⑧地下鉄の駅構内では地上よりも揺れは小さくなります。非常口は60m間隔で設置されており、閉じ込められる可能性は低いので、落ち着いて行動しましょう。揺れがおさまったら係員の指示に従い、出口から避難してください。
⑨空港では、天井材の落下や窓ガラスの飛散などに注意しましょう
➉駅や空港の出口には殺到せず、落ち着いてゆっくり行動してください
JRでは『大規模地震に備えた駅の取組み』をホームページで紹介しております。
そのホームページのURLを貼っておきますので、『駅構内で大規模地震に遭遇したとき』の参考にしていただけたらと思います。
JR東日本 : https://www.jreast.co.jp/station_measures/
関西空港では、「空港における緊急事態発生時のために策定された計画や、安全・安心に関する取組み」についての報告書をまとめています。
そのホームページのURLを貼っておきますので、参考にしていただけたら幸いです。
関西空港 : http://www.kansai-airports.co.jp/efforts/safety/disaster-prevention-plan.html
電車内・バス内
電車やバスに乗っているときに、大きな揺れに襲われると緊急停止することでしょう。
電車も『震度5』程度の強い揺れで緊急停止装置が作動するようになっています。
シートベルトをしない車内では、簡単に体が投げ出される格好となり、非常に危険です。
『電車内・バス内』で地震にあったときには、次のようなことに、注意して行動しましょう。
①走行中の電車やバスは緊急停車します。その衝撃により転倒する可能性が高いため、しっかりとつり革や手すりに掴まります
②座席に座っている場合は、鞄や上着などで頭部を保護して低い姿勢を取る
③網棚からの荷物が落下する可能性があります。手荷物などで頭を守ってください
④新幹線も電車と同様に緊急停車しますので、座席に座っている場合は前の座席との間に身を伏せ、身が投げ出されないように気を付けてください。もし、立っている場合は座席の持ち手を握るか、姿勢を低くして座席に身を寄せましょう
➄乗務員の指示に従い、勝手に車両から降りないようにする
⑥停車後は慌てて車外に飛び出さず、乗務員の指示に従って降車してください
⑦地下鉄は線路脇に高圧電線が設置されていることがあるので、線路に降りるのは非常に危険なので、絶対にしないこと
⑧「パニック」にならず慌てずに行動することが大切です。駅員やアナウンスに従い避難するようにしましょう
⑨自分勝手な判断で行動を取ると混乱が起こり、自分自身のみならず周りの方も危険にさらすことになります。「パニック」になると逆に危険であるため、慌てて行動しないようにしてください
➉地下鉄はかなり頑丈に作られているため、火災などが発生しない限りは安全である可能性が高い
⑪ホームや電車から線路には絶対に下りないでください
⑫「何かに掴まれ」と声をかけあい、注意を呼び掛けましょう
車の中
運転中に、大きな地震に襲われることも珍しくありません。
慌てて緊急停止をすると非常に危険です。
走行しているのはあなたの車だけではありません。
後続車に注意しましょう。
①自動車の運転中に大きな地震に襲われたときは、急ハンドルや急ブレーキを避けて、ハザードランプを点灯させて後続車に気を付けながら、少しづつスピードを落とし、 道路の左側に停止してエンジンを切りましょう。(慌てて急ブレーキをかけると追突事故を起こす可能性があり、かえって危険です)
②揺れがおさまるまでは車の外へは出ないで下さい
③カーラジオなどで情報を確認しましょう
④車を離れるときは、ドアロックをしないで窓を閉めて移動します。連絡先を見えるところに置き、車検証や貴重品を持ち、徒歩で避難するようにしてください
➄緊急時に車を移動させることもあるため、キーは付けたままか運転席など分かりやすい場所に置き、ドアはロックしない
⑥場所に寄ってはビルなどから落下してくるものがあるかもしれません。鞄や手荷物などで頭を守り、広場などへ移動してください
⑦駐車場や空き地があるときは、そこへ停車しましょう
学校
学校で授業を受けているときに、地震が起こることもあります。
日頃より『避難訓練』を受けているとは言え
いざ予想以上の大きな揺れに襲われると同様し、パニックになる生徒さんもいることでしょう。
しかし、『集団パニック』は非常に危険です。
ひとりひとりが冷静に、落ち着いて行動できるように、日頃から気持ちの面でも備えておきましょう。
①教室にいるときは、すぐ机の下にもぐり、机の脚をしっかり持ち、揺れがおさまるのを待ちましょう
②揺れがおさまったら、先生や校内放送の指示に従い避難してください
③図書室にいた場合は、本棚が倒れる可能性があるので、すぐに安全な広いスペースへ移動しましょう
④運動場、体育館などでは、中央部に集まってしゃがみましょう
➄実験室にいるときには薬品や火気に注意し、避難しましょう
⑥照明や掲示板が落下する可能性があります。頭を守り、十分に気を付けてください
⑦窓ガラスが割れる可能性もあります。窓ガラスからは距離を取りましょう
⑧怖いからと言って勝手に帰宅しないようにしましょう。通学路にある壁などが大きな揺れで崩れたり、倒れる可能性もあり、大変危険です。
⑨部室では落下や転倒してくるものが多いかもしれません。日頃から、地震に備えて整理整頓し、ロッカーなども転倒しないように、補強もしておきましょう
小学生のころに「避難訓練」をした記憶はたくさんありますが
大学生のころに、「避難訓練」をしたことはありませんでした。
実際のところ、いまの大学や専門学校などでしっかりと「避難訓練」しているのか分かりませんが
想定外の自然災害が増え、「防災」について、ひとりひとりが意識を高く持つことが必要な世の中です。
学校任せにせず、個人個人が積極的に「防災」について学び、備えていきましょう。
まとめ
大きな地震が起きたときに備えて
『外出中に地震が起きた時に取るべき対応』
『身を守ることを第一に考えた行動』についてお話しさせていただきました。
場面によって、多少の違いはありますが
落ち着いて行動することが大切です。
『大地震』が起こると、身の回りにある何気ないものが凶器となってしまいます。
『大きな地震』が起きた時
落ち着いた行動を取ることが出来るように
日ごろからシミュレーションしておきましょう。
地震が起きたときの行動と地震への対策が『いのち』を左右します。
日頃から「この場面ではどのような対応が求められるか」
それを意識しなくても、自然とできるようになるとベストですね。
繰り返しになりますが、『身の安全』を一番に考えた行動を取ることが出来るようにしておきましょう。
あなたの備えようとする勇気あるその一歩が
かけがえのない『いのち』を救うことに繋がります。
大切な方の顔を思い浮かべ
自分に何ができるかを考え
『防災』をイチから始めませんか?
ここまで読んで下さったあなたはもう一歩踏み出すだけですよ。
自然災害や事故はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。
他人事とは考えず、自分自身と大切なひとを守るためにしっかり備えていきましょう。
最後に、野村克也さんの言葉をおくります。
土壇場を乗り切るのに必要なのは勇猛ではなく、冷静な計算の上に立った捨て身の精神
野村克也
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
(アイキャッチ画像:photo AC 様)
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